今回はGoogle Pixel Watchをレビューしていきたいと思う。発売された当時、『お!?ついにGoogle謹製のスマートウォッチが出たか!』とワクワクが止まらなかったけど、4ヶ月ほど使ってみたけど微妙だったので、ここに理由を書いていく。というより、これはPixel Watchに限らず、他のスマートウォッチやApple Wacthにも言えることだと思うので、時計型ウェアラブル端末の購入を検討している人は一旦待って欲しい。
バッテリーの持ちが24時間【公式発表】
まずPixel Watch最大の弱点は毎日充電が必要なこと。充電なしで使うと1日は余裕で持つけど、2日目の午前中には切れる感じ。1週間は持つようにして欲しいところ。
実測で大体こんな感じ。出勤7:30 100% → 帰宅19:00 64%
僕は今までG-SHOCKを使っていたんだけど、あっちは電池持ちなんて気にしないで大丈夫だし、そもそも充電すら必要ない。ボタン電池1つで数年は使える。ソーラー式なら壊れるまで永遠に使える。
慣れるといえば慣れるけど、この毎日充電をするという作業が地味にめんどくさい。
睡眠管理もバッテリーのせいで使い勝手が悪い
Pixel WatchはFitbitと提携しているので、睡眠を詳細に数値化できる。深い睡眠、浅い睡眠などが何時間あったかわかるし、睡眠スコアが数字で出るのでわかりやすい。この機能はめちゃめちゃ気に入っている。
でもここで足を引っ張るのがバッテリー持ちの悪さなんだ。この機能を使おうと思ったら、充電のタイミングをシビアに行わないといけない。
朝からつけて、19時ごろには64%くらいなので、まず家に帰って速攻充電して、ご飯を食べて風呂に入って、寝る前にまた着ける。充電の速度は早くて、21時には100%になっているから、その辺は問題ない。でもめんどくさい。本当にめんどくさい。僕はめんどくさすぎて、睡眠時につけなくなった。
ヘルスケア機能をフルで使うのは有料
Pixel Watchはかなり詳細に健康データを取れるんだけど、その機能をつかうには【FItbit Premium】を契約しなければならない。 Pixel Watch購入者は最初の6ヶ月間は無料で使える特典があるけど、それ以降は月額640円か年額6400円で契約しなければならない。僕は上記の理由で睡眠管理を使っていないので、フル機能を使わなくなった今となっては契約するのをためらっている。フル機能を使うのであれば年額6400円は全然ありだと思う。悩ましいところ。
Google Payを使うのに1つめんどくさい点がある
非接触決済はSuicaに代表されるように、非常に便利な機能。もちろんこのPixel WatchでもSuica、Visa、MasterCardが使える。でもスマホのGoogle Payより数が少ない。今後増える可能性はあるけど、現時点ではスマホのほうが選択肢が多い。
でも問題はそこじゃない。Pixel WatchでGoogle Payを使うためには、画面ロックを設定しなければならない。PINかパターンを選ぶ。 セキュリティのために必要なのかもしれないけど、この画面ロックが最悪。ちょっと時間を見たいだけの時に、下の写真の画面が頻繁に出る。
うざい。うざすぎる。しかも画面が小さいからPINを押しにくい。ちょっと時間を見たいだけなのに、なんでこんな嫌がらせを受けなければいけないのか。結果、Google Payの使用を諦めて、画面ロックをなしにした。Pixel Watchさん、あなたの一番大事な仕事は時計機能だよ?
充電はGoogle純正のもの推奨らしい
サードパーティ製でもいけるらしいけど、付属のケーブルでの充電を公式は推奨している。それはそれでいいんだけど、この付属ケーブルはUSB-Cとなっている。
でも入っているのはこのケーブルだけ。充電器もつけてこいよ!と言いたい。USB-Cの充電器が余っていない、もしくは持っていない人は別途購入が必要。
使うならカバー必須
Pixel Watchはほぼ全面ガラスになっている。見た目はすごくカッコいいんだけど、やっぱり傷がつきやすい。上記のようなカバーは必須。僕はこのカバーが取れているのに気づかず使用していて、すこし傷がついてしまった。悲しい。
ボタンは少なめ
ボタンは右側に二つ。長押しでGoogleアシスタントを起動したりできるけど、僕は全然使わない。
左側はスッキリしている。
レスポンスは普通
使用感はもっさりでもサクサクでもなく普通。まあこれぐらいは動いてくれないと困るよねってくらいは動いてくれる。でもただそれだけ。感動はない。Google純正とあって期待しすぎた感もあるけど、まだまだこれからこれからといった印象。もっとバッテリー持ちが改善されたら買いだと思うけど、今は買わなくていいと思う。これが結論。