性懲りもなくMacBookProを買ってしまった。店頭展示品でC Smartさんで購入。価格は18万円。初めてのパソコンは18歳のときに買ってもらったDellのノートパソコン、 OSはWindows XPだった。それからずっとWindowsユーザー。去年M1搭載のMacBook Airを買ったけど、『やっぱりWindowsが使いやすいわー』とロクに使いもせず売ってしまった。でも本当にMacは使いにくかったのか、ずっとモヤモヤしていた。使っているWindowsパソコンの動作がいよいよ怪しくなってきたこともあり、もう一度Macにチャレンジしてみよう思って今回の購入に踏み切った。
前回のMacBook Airはほぼ触っていなかったに等しいから、今回が人生初Mac OSといっていい。Windowsとの操作性の違いから苦戦しまくっているけど、自分なりにカスタマイズしていくことで、かなり使いやすくなってきた。苦戦と解決を繰り返している最中の状態だけど、ファーストインプレッションとして記事にしてみる。WindowsからMacに乗り換えようとしている人は参考にしてみてほしい。
M1搭載のMacはコスパがいい
M1チップ以降のMacはその性能に対してコスパがいい。AppleがM1 チップの生産を自社で行っている(実際は台湾のTSMC)から、Intel製のCPUよりコストを下げることができているんだと思う。Macは価格が高いイメージがあったが、最近のMacはWindowsと比較しても価格が高すぎるわけではない。この性能で10~20万代で買えるので、選択肢の一つとしてMacを選びやすくなった。
まずはメインのデスクトップパソコンであるraytrek LZ P4(2018年製)と今回購入したMacBookProのスペックを比較。デスクトップと比べるのもナンセンスだが許してほしい。ちなみにraytrek LZ P4はカスタマイズしている。CPU変更、メモリの増設とSSDとHDDの容量を増やしたり諸々している。価格ははっきり覚えてないけど、38万くらいだった。そのraytrek LZ P4と比較しても、MacBookProはかなりサクサク動いてくれる。
MacBookPro | raytrek LZ P4 | |
CPU | M1 Pro | Core i7-8086K |
GPU | M1 Pro | Quadro P4000 |
メモリ | 16G | 32G |
ストレージ | 512GB | 1TB SSD + 4TB HDD |
駆動時間 | 14時間 | AC電源 |
重量 | 1.6kg | めっちゃ重い |
液晶サイズ | 14インチ | ー |
USB | USB-C × 3 | USB-A × 10(増設した) |
外部出力 | HDMI × 1 | DisplayPort × 4 |
価格 | 260,800 | 380,000 |
M1 Proのベンチマーク比較
5年前とはいえ、価格が10万円以上高いデスクトップと比べてもその性能を上回る。CinebenchのCPUベンチマークをあげると下記の画像。
まずはMacBookProのM1 Pro
次にraytrek LZ P4のCore i7-8086K
最後にLenovo IdeaPad Flex 550 の Ryzen 7 5700U
さすがM1 Pro。シングルもマルチも持っていた他のPCを上回った。でもそれよりびっくりしたのが、5年前のCPUであるCore i7-8086Kもかなり健闘してると言う事実。
Macは安定性が高い
そもそもなんでMacに変えたかというと、安定性を求めたから。一般的にMacはハードウェアとソフトウェアがAppleによって一元管理されているため、システムの安定性が高いとされている。それにWindowsに比べてマルウェアに感染する可能性が低く、セキュリティも高いと言われている。
今使っているWindowsの動作がどうにも不安定で、再起動したりして対応していたんだけど、いよいよストレスが溜まりまくってきた。
実際Macを使い出してから、ソフトが落ちたり起動しないといった不具合はまだない。やっぱり実感としてMacはWindowsに比べて安定しているというのは本当だと思う。
最近、Windowsはカスペルスキーのせいで不安定になる
セキュリティはWindows Defenderだけで十分という意見もあるけど、僕は総合的に見て、Windowsにサードパーティ製のセキュリティソフトを導入することは、セキュリティをより強化するためには有効だと思っている。僕はセキュリティソフトに最強の呼び声が高いカスペルスキーを使っているんだけど、最近、キーボード入力ができなくなるという不具合が頻発するようになった。サブPCとして使っていたLenovo IdeaPad Flex 550でも同じ症状が出るようになった。色々調べたところ、カスペルスキーが影響している可能性が濃厚だった。
Macにもカスペルスキーをインストールしているが、今のところキーボード入力不可になる症状は出ていない。
iPhoneユーザーは直感的に操作できる
iPhoneとMacはアイコンや設定画面のUIなどが同じように設計されているので、直感的に操作できる。WindowsユーザーでもiPhoneやiPadを使っている人は多いはず。なのでひと昔前に比べたら取っ付きやすくなっていると思う。
Adobeのソフトが落ちにくい
僕はLightroomとPhotoshopを使っているけど、重くて落ちることがなくなった。Photoshopは重い時があるけど、全然許容範囲。
Retinaディスプレイは超綺麗
これは写真編集するときに役に立つんだけど、Retinaディスプレイはマジで綺麗。これのおかげでカラーマネジメントモニターの購入を見送ることにした。
指紋センサーの精度はさすがの一言
精度はめちゃくちゃ良い。でも最近のWindowsも精度がいいから、そこまですごさは感じない。
Finderはマジ使いにくい
やっぱりここはWindowsのエクスプローラーのほうが優れている。慣れの問題もあるから、もうちょっと使い込んでみようと思う。
ボタン配置が慣れない。特に文字切替
これは長年Windowsを使ってきたからというのはあるけど、『command』『option』『control』ボタンが訳がわからなくなる。Windowsなら『ctrl』ボタンは小指で押すけど、『ctrl』に相当する『⌘command』は小指で押せない位置にある。こういう細かい違いが中々に慣れない。
USB-Aがそのまま挿せないのはやっぱり不便
大多数の製品はUSB-Aだ。MacBookにはUSB-Cしかないので、これが地味に不便だ。僕が使っているマイクも、挿すのに下の写真のような変換アダプタが必要だった。ちなみにこの変換アダプタはApple純正でAmazonで2,780円だった。高い。サードパーティ製でも良かったが、とりあえず間違いないので純正を買った。
とりあえず僕が買ったやつはこれ。
Mac OS はやっぱりクセが強い
とりあえずWindowsからの乗り換えは、全ての人におすすめできる訳ではないのが感想。でもWindowsでしかできないこと、例えばゲームとかもそうだし、他にもWindowsでしか動かないソフトを使っていないのであれば乗り換えはアリだと思う。Macは安定しているので、Appleが敷いたレールの上で使う分には快適に使える。Macの不評なところはAppleの敷いたレールを外れて使う場合に生じていることが多い。それに最近はブラウザベースの作業が増えてきたから、Appleのレールから大きく外れることも少なくなっている。僕もレールに沿ったうえで自分なりにカスタマイズして、使い勝手が良くなってきた。このカスタマイズについてはまた別の記事にしようと思う。
あとなんだかんだでApple製品は高く売れる。去年メルカリで売ったMacBook Airは元々、中古で13万で買って、1年後に11万で売れた。Appleブランドのおかげで価値が落ちにくいから、気に入らなければ売ればいい。
とりあえず僕はこのまま大きな不便を感じなければ、メイン機としてMacBook Proを使っていく予定。